ハートの小物を持つ医師

治療方法

杏仁で治す

杏仁。「あんにん」とも「きょうにん」とも読みますが、ここでは後者の読みがふさわしいようです。
というのも、お菓子などにして使うときは「あんにん」と読み、薬として使うときは「きょうにん」と読むという言葉のルールが昔からあるからです。
杏仁は、くわしくは杏仁オイルと呼ばれているもので、杏の実から搾り取られたオイルが、そのような名称で呼ばれることになっています。
杏の実は、ふわっとした甘みが特徴的で、ジャムにすると美味しい果物として知られていますが、ただ美味しいだけではなかったのです。
杏仁オイルには、脂漏性角化症に効くという効果があったのです。
具体的には、杏仁オイルに含まれる老化を防ぐ諸成分がその役割を担っていると言われています。
脂漏性角化症の別名は、「老人性イボ」。まさに、皮膚の老化によって出来たイボを取り除くのに、杏仁オイルは適切なものなのだと言えるのです。

杏仁の脂肪酸

杏仁オイルが脂漏性角化症を治すメカニズムについて説明するには、杏仁オイルに含まれているいくつかの「脂肪酸」の役割に触れる必要があるでしょう。
脂肪酸というのは、人体に存在する脂肪に宿る成分で、もともと存在しているものではありますが、人が長い人生を生きていく中でゆっくりとその数を減らしていくという性質を持っています。
そして、その数が減っていった果てに待っているのが脂肪のある付近の皮膚やその他の組織に現れる「老化」という現象なのです。脂漏性角化症も、皮膚の老化現象のひとつとしてとらえることが出来ます。
脂漏性角化症に効くとされる脂肪酸には、リノール酸やバルミトレイン酸などがあります。
これらの脂肪酸は、皮膚組織に含まれる脂肪とともに存在しているもので、これらが豊富にある間は人の肌はみずみずしく若々しい状態を保つことができているのですが、不足すると脂漏性角化症などの老化を引き起こしてしまうと言われています。
そこで、杏仁オイルを使ったスキンケア用品が効くという公式が成り立つのです。